国税の納付にはいくつかの方法があります。

一般的には現金に納付書を添えて金融機関や税務署で納付しますが、納付税額が30万円以下の場合には専用のバーコード付納付書を使ってコンビニエンスストアで納付することも可能です。

また、個人の所得税や消費税については、所定の期限までに口座振替依頼書を提出すれば、納税者の預金口座から引き落としされる振替納税の制度があります。

この場合、転居等により申告書の提出先税務署が変更となったときは再度の手続きが必要です。

さらに、ダイレクト納付やインターネットバンキング等による電子納税も利用者が増えています。

ダイレクト納付とは、事前に税務署に届出等をしておけばe-Taxを利用して電子申告等または納税情報登録をした後に届出をした預金口座から振替納税する方法で、納期限内であれば即時または期日を指定して納付することができます。

インターネットバンキング等による電子納税には、e-Taxソフト等で納付情報データを作成し事前登録したうえでインターネットバンキングから納付する登録方式と、事前登録はせずにインターネットバンキングから利用者自身で納付目的コードを入力して納付する入力方式があります。いずれの場合も事前に開始届出書を提出する必要があり、入力方式については、対象税目等に制限があります。