国税庁より、「平成27年分の所得税等、消費税及び贈与税の確定申告状況等について」が発表されました。

【全般】

平成27年分の贈与税の申告書を提出した人員(申告人員)は53.9万人(平成18年以降最高で平成26年分との比較+3.8%)となっており、そのうち申告納税額のあるもの(納税人員)は38.3万人(平成18年以降最高で平成26年分との比較+4.6%)となっていますが、
申告納税額は、2,402億円(平成26年分との比較△14.3%)となっているそうです。

【暦年課税】

その中で、暦年課税を適用した申告人員は48.9万人で昨年から1.9万人(平成18年以降最高で平成26年分との比較+4.0%)増加し、
納税人員も38万人と1.7万人(平成18年以降最高で平成26年分との比較+4.6%)増加していますが、申告納税額は2,161億円と昨年から423億円(平成26年分との比較△16.3%)減少しているそうです。

【相続時精算課税】

相続時精算課税を適用した申告人員は、4.9万人で昨年から0.1万人(平成26年分との比較△2.0%)減少していますが、納税人員は0.4万人と0.1万人(平成26年分との比較+33.3%)増加し、申告納税額は241億円と昨年から23億円(平成26年分との比較+10.5%)増加しているそうです。

【住宅取得等資金の非課税】

住宅取得等資金の非課税を適用した申告人員は6.6万人(平成26年分との比較+2.1%)、
住宅取得等資金の金額は6,508億円(平成26年分との比較+29.6%)で、そのうち非課税の適用を受けた金額は6,159億円(平成26年分との比較+42.6%)いずれも増加したそうです。